Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
*その名は後継者。
「彼方様。玄関でよろしいですか?」
「あぁ。」
ブォーン――…
言われた通りに玄関に止めた車かつリムジンは、さっさとあたしたちを降ろして車を走らせてしまった。
この場には彼方と二人きりになって、ようやくあたしは言葉を発した。
「…ねぇ、彼方。」
「ん?」
「この格好…派手じゃない?」
「そうか?」
そうか、って…
そりゃあ何回もパーティ行ってる人には分かんないかもしれないけど!
あたし、ドレスなんて着たことないし。
ましてや…