Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
…はぁ。
これは来ない方が良かったかもしれない…
結局肯定したあたしに対し、満足そうに笑った彼方を見てそう思ったのだった。
「親父。」
彼方のお父さん。
近くで見ても、凄くソックリ。
彼方が大人になったらこんな風になるのかな…
想像したら、なりそうだと感じたあたしはバカかな…
「お、彼方。調子はどうだ?最近家に帰れなくてすまんな。」
「いや、別に…」
「で?そこにいる可愛らしいお嬢さんは?」
「親父が連れてこいって言ったんだろ…」