Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
放課後。
いつものように学校が終わり、自分の部屋のドアを開けようとした。
「…あれ?」
なんで鍵開いてるんだろ…まさか泥棒!?
いや、ここ寮だし…
「誰かいるの?」
こっそりとリビングを覗くと、ここにはありえない人が座ってる。
…そう、ありえない。
――彼方が寝てる。
「彼方…?」
なんでいるのかな。今日はすぐ用事終わったとしかありえないんだけど。
とりあえず、起こそう。
ゆさゆさと体を揺らしてみたら、見事に起きた。