DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
部屋へ戻る頃には、汗はすうーっと挽いていた。



下着を身に付けると、ドレッサーの前に座り、そのまま髪の毛を乾かし始めた。


温風と冷風に切り替えながら、胸の高さまである髪の毛にドライヤーを当てた。

だいぶ髪伸びたなぁ……。

そういえば、カラーリングも2ヶ月してないなぁ。


もうちょっと明るい色の方が可愛く見えるんだけどなぁ。


まっ、職業柄、仕方ないか。


自分で自分を納得させると、カチッとドライヤーの電源を切った。



ドレッサーの上に並ぶ化粧品に手を伸ばし、いつもより念入りにメイクを施した。


コンタクトレンズも、瞳をより大きく見せるタイプをチョイス!


元々、目は大きい二重だけれど、このコンタクトを付けると、自分でもビックリするくらい目鼻立ちがはっきりする。


だから、特別な日とか、お出掛けのときだけは、付けている。



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