DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
「このお店、よく来るの?」

思わず、聞いてしまった。

「ううん。この前、初めて研究室の先輩に連れて来てもらったんだ。その先輩は常連みたいで、よく来ているらしくて」


「へぇ、そうなんだ!素敵なお店だね」 


「そうだね」



店内に流れるジャズを耳にしながら、向かい合わせに座る裕司くんとの会話を楽しんだ。



「もう一杯、いいかな?」

「どうぞ」 


裕司くんは、二杯目を注文した。ソルティードッグだった。 




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