DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
「ちょっと、付き合うのは難しいかな」と、遠慮がちに答えた。
「どうして?今、彼氏はいないんでしょ?」
「うん、いないよ。でも、大越くんのこと、まだよく分かんないし、付き合うのはちょっと……」
「だから、付き合えばいいんだよ!これから俺のことをどんどん知っていってよ!」
「………」
あくまで前向きな彼。
恩師に頼まれて、渋々、引き受けたであろう『お見合い』のはずなのに……。
そんなに急に、気持ちって変われるものなの?
ただ単に、海にいたカップルに刺激されただけなんじゃないの?
……なんて、思った自分もいた。
「どうして?今、彼氏はいないんでしょ?」
「うん、いないよ。でも、大越くんのこと、まだよく分かんないし、付き合うのはちょっと……」
「だから、付き合えばいいんだよ!これから俺のことをどんどん知っていってよ!」
「………」
あくまで前向きな彼。
恩師に頼まれて、渋々、引き受けたであろう『お見合い』のはずなのに……。
そんなに急に、気持ちって変われるものなの?
ただ単に、海にいたカップルに刺激されただけなんじゃないの?
……なんて、思った自分もいた。