DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
――その日、私は、学生時代の友人と日比谷でミュージカルを観る約束をしていた。 



地方から出てくる彼女と、非日常を味わおうと、ホテルの宿泊も予約していた。



ところが、急に都合が悪くなり、彼女は来れなくなってしまった。 



伸也さんに相談したら、
「せっかくだから行っておいでよ!」と、快く言ってくれた。



チケットももったいないし、仕事で抜けられない伸也さんに甘え、私はそのまま一人で行くことにした。





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