DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
裕司くんの座っていた席に移動した私は、座席からほんのりと伝わる彼の体温を感じた。


背中をシートに預け、大阪の街並みを眺める。



気が付けば、3時間の長旅があっという間だった。 


楽しい時間というのは、過ぎるのが本当に早い。  


たまたま乗り合わせた新幹線で、こんな素敵な出会いがあるなんて――…。







正直、


思ってもみなかった。





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