DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
「ごめんね、麻紀。いつもベッドで寝てるのに」


「何、言ってるのよ!ここにめぐみ一人寝かせられると思う?」


「だって……ダブルベッドに淳さん一人寝かせるなんて悪いもん」


「大丈夫!私たちはいつもラブラブだから。一晩くらい離れたって平気よ」 


「ひゃあー、いきなり惚気かぁ。参ったなぁ」 


アハハハ…


久しぶりの麻紀との会話は、そのあとも笑いが絶えることなく、夜が更けるまで話に花が咲いた。 



「さすがにもう寝ようか?」

「そうだね。明日は、姫路城や文学館を自転車で廻るから体力を温存しておかないとね!おやすみ」


「うん。おやすみ」


ようやく部屋の灯りが消された。




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