DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
……オッ〜と、今日はこんなにゆっくりしている場合じゃないや! 


そろそろ上がらないと、間に合わなくなってしまう。

いつもなら湯船にゆったりと浸かるところだけど、今朝はサッと上がった。 



濡れた髪の毛をタオルでパンパンと拭きながら、バスタオルを身に纏った。



お父さんがいたら気も遣うけど、いないときは、いつもこんな感じ。


喉が乾いたから、もう一度キッチンに立ち寄り、冷蔵庫から麦茶の入った瓶を取り出した。



ガラスのコップに並々と注ぐと、ぐいっと一気に飲み干した。


飲み終わったコップは、洗い桶にポチャンと沈んでいった。


これもお母さんに任せちゃおう!


リビングのドアを閉め、スタスタと部屋へと向かった。



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