時計の針

いつもの日常

「ゴメン。オレ、好きなヤツいるから…。」
…またか……
「あ…、そっか…。」
「ゴメンな…じゃぁ。」
           もういい加減この状況にはウンザリだ…
「…つか、何回フラれたら気がすむんだろ…アタシ。」

沖田汐莉、15歳。  たった今、またオトコにフラれました。         
「汐莉、またオトコにフラれたの?」
「……」

す、鋭い…

「…当たり」
「え~!?こんっなにカワイイのに!?」
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