冷たい彼氏2




「駿平君本当?あたし犬みたい?」



「うん。犬みたい。可愛い」



ニコッと笑う駿平君に、不覚にもドキッとしてしまった。



うわ、可愛いって言われた。



言われなれてないから照れるよ!



「しゅ、駿平君も、凄くかっこいいよ」



「マジ?ありがとう」



「おい、行くぞ」



龍平にグィっと手を引っ張られる。



「え、何急に……」



「兄貴妬いてるんだ」



「妬いてねぇーよ」



駿平君に向かってそう叫ぶと、龍平はさらにあたしを引っ張った。



何、どうしたの?



てかとりあえず、



「駿平くん、じゃあねーまた今度ね!」



「おー今度は二人だけで会おうねッ!」
< 15 / 17 >

この作品をシェア

pagetop