冷たい彼氏2
「駿平君本当?あたし犬みたい?」
「うん。犬みたい。可愛い」
ニコッと笑う駿平君に、不覚にもドキッとしてしまった。
うわ、可愛いって言われた。
言われなれてないから照れるよ!
「しゅ、駿平君も、凄くかっこいいよ」
「マジ?ありがとう」
「おい、行くぞ」
龍平にグィっと手を引っ張られる。
「え、何急に……」
「兄貴妬いてるんだ」
「妬いてねぇーよ」
駿平君に向かってそう叫ぶと、龍平はさらにあたしを引っ張った。
何、どうしたの?
てかとりあえず、
「駿平くん、じゃあねーまた今度ね!」
「おー今度は二人だけで会おうねッ!」