冷たい彼氏2




「ねぇ龍平」



「ん?」



「なんかいいことあった?」



龍平の行きたい所1のカフェで(カフェなんてしょっちゅう行ってるのに)コーヒーを飲みながら聞いた。



「何で?」



「いや、なんか機嫌いいから今日」



「そう?」



「うん」



コーヒーを飲みながら、龍平をじっと見る。



やっぱり今日はいつもと違うよ!



だっていつもは、あんまり笑わないし



手だって繋がないし



そんなに表情明るくないし……



「…椎依、見すぎ」



「え?あ、ごめん」



目線をコーヒーの入れ物に移す。
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