冷たい彼氏2
「…椎依」
「ん?」
「もしもさ、俺に好きな子が出来て別れようって言ったらどうする?」
「えッ!?龍平好きな子できたの!?」
だから今日は妙に優しいの?
最後のデートだから?
そ、そんなのやだぁ…
涙目になりながら龍平を見ると、真面目な顔をしてた。
本当なんだ……
「…好きな子が出来ちゃったなら仕方ないと思う。だから別れるけど、あたしはずっと龍平が好きだよ」
ずっと好きだもん。
大好きだもん。
「お前何本気にしてんの。さっきもしもって言っただろう」
「えッ?」
もしもの話!?
な、なんだ…良かった。