崩壊 【サスペンス】
 いつまでも…いつまでも。

 気がつけば眠っていた。テーブルに並んだ料理はすっかり冷えていた。

「みんな遅いわね」

 仕方ないので、料理にラップをかける事にした。

 2時を過ぎても誰も帰っては来なかった。

 仕方なくお風呂に入り眠ることにした。

 朝になっても誰も居なかった。

 テレビを付けると事故のニュースが流れていた。

 娘と同じ名前の子だった。心配して携帯に掛けてもつながる事はなかった。
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