キミに惚れちゃったんだもん
「1050円になります。」
俺が財布からお金をとろうとゴソゴソしていると。
「あの、もしかして純くんですか?」
あ、純くんってのは俺のあだなみたいなもん。
「あ、ぃやちがいます。」
目の前にいた店員にはっきり否定しながらお金を渡す。
「えぇ!?
絶対そうですよね?」
「いやいや、ちがいます!!」
必死に否定。
だって、ここでもしバレたら・・・大変なことになる。
「そ、そうですか?
すいません。
ありがとうございました。」
店員は、首をかしげてから頭をさげた。
ここは、苦笑いしとこ。