キミに惚れちゃったんだもん


「今日は、おとなしくしてろよ。

ここは向こうと違って都会だからな。
こんなところで大騒ぎになったら後で面倒なことになる。」



「・・・っちぇ。わかったぁ。」



あーあ。

女の子にちやほやされたかったのに。



どんな女の子でも
自分を慕ってくれてる子っていうのは可愛いもんだ。

みんな頬をピンク色に染めて
俺に一生懸命声をかけてくれる。



これだから、芸能人っていうのはやめられない。





俺は、少し
ふてくされた気分で


そのまま空港内を歩いていた。







ぎゅっ






いきなり、だれかに袖をつかまれた。










・・・!?




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