キミに惚れちゃったんだもん






こんなこと、お兄ちゃんには言えない。


心配させたくないもん。

仕事だってあるし。
















ただ、耐えるしかないよね。





もうすぐ、終わる。

みんなそのうち飽きる。






あたしは、そう思って

泣きたいのを我慢して、数学のノートを鞄にしまった。







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