キミに惚れちゃったんだもん




いつものように、ひっぱってこられた人通りの少ない校舎裏。




4,5人であたしを囲んで
みんなが睨んでくる。




「アンタさ、いつになったら死んでくれるの?」


これが丸山さん。





言っちゃ悪いけど、フられるのもわかる。


メイク濃いし、香水くさい。







「あたし、死ぬ気なんてないから。」



負けちゃ、だめ!


強く生きないと。





あたしは、丸山さんを睨む。




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