あたしのfirstkiss




「じゃあ」



あたしの家の前まで送ってくれた東。



「送ってくれてありがとう。じゃーね」



「うん!」



元気に返事をして、帰っていく。



「ねぇ東!」



あたしは気づいたら東を呼び止めていた。



ピタッと足を止めて、振り返った東。



えっと…えっと…



「明日も、ちゃんと来なさいよ」



「分かってるよ、かいちょー!!」



「じゃ、じゃーね」



「うん!また明日。ばいばい」



…まぁ明日来てるか来てないか、



あたしは分からないんだけどね。



会わない限り。



でも来るような気がする。



あたしは軽い足取りで家に入った。

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