“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
そんな征に、
「別に、そんなんじゃねぇけど。
遥とのことは、終ったことだから」
なるべくあっさりと
嫌味に聞こえることのないよう気をつけて口を開き、
「つーか、宏から聞いた。
征さ、遥かばって事故ったんだって?
ごめん。
つーか…
遥を守ってくれてありがとう」
そう言い終わってから征に頭を下げると、
「そっか。
じゃあ、大丈夫だよな?
俺が遥ちゃんとのノロケ話をしても。
凌の中では終ったこと、なんだからな」
征はスッと顔をこわばらせ、
でも次の瞬間―――
「別に、そんなんじゃねぇけど。
遥とのことは、終ったことだから」
なるべくあっさりと
嫌味に聞こえることのないよう気をつけて口を開き、
「つーか、宏から聞いた。
征さ、遥かばって事故ったんだって?
ごめん。
つーか…
遥を守ってくれてありがとう」
そう言い終わってから征に頭を下げると、
「そっか。
じゃあ、大丈夫だよな?
俺が遥ちゃんとのノロケ話をしても。
凌の中では終ったこと、なんだからな」
征はスッと顔をこわばらせ、
でも次の瞬間―――