“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「凌っ!!
やっぱさぁ、遥ちゃん可愛いよなぁ!!!」


顔中照れた笑顔でくしゃくしゃに崩し、


「ヤバすぎ」


そう言って口元を押さえた。


“征、“大事な用事”ってのは終ったんだろ?
だったら、オレ、帰るけど?”


その言葉をようやく飲み込んで、ドアのところで立ち尽くすオレに、


「特にさ、キスの時?
ヤバイよな。
あんなに潤んだ瞳向けられたらさ。
止めらんねぇじゃん?」


口をはさむ間もないほど、征のノロケは延々と続く。
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