“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「じゃあ、オレも言ってやるよ。
あの時は、本当に遥のことを好きだと思った。
だから、好きだと言った。
でも今は…」


凌はそこで一瞬言葉を区切り、息を吸い込んで…


「遥、一瞬は永遠じゃない。
それは、オレも、同じだ」


永遠に―――
永遠に―――


あたしの心を凍らすような言葉を


「もう一度言う。
遥、一瞬は永遠じゃない。
それは、オレも、同じだ」


―――凌は、吐き出した。

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