“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
それは


凌との楽しかった思い出さえ、凍らせてしまうような。


凌を好きだった、この16年とちょっとの月日を悔やんでしまうような。


そんな
冷たい
冷たい
凌の言葉で。




あたしはこのとき初めて―――



どんなに
どんなに
後悔しても


たとえ
どんなに
謝ったとしても


取り返しのつかないことはあるのだと―――知った。
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