“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
征から顔をそらせたまま自問自答するオレに、


「遥ちゃんと付き合えて、俺。
超幸せ~!!」


そう叫ぶ征の、


「でもさ?
もし凌が。
泣いて俺に頼むなら…
返してあげてもいいよ?遥ちゃん」


そんな“冗談”とも“本音”ともつかない言葉が突き刺さる。


「でもさー…。
もちろん、それだけとは言わないよ?
そーだなー。
まずは何してもらおうかな?」


横目にうつる征はあごに指をあて、天井を見上げた。

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