“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「出来ることならオレが…。
四六時中でも付き添っててやりてぇけど…。
征…アイツ…。
オレといると興奮するみたいで…」


そう言って口を覆った凌は…。


「友達なのに…。
何にもしてやれない…なんて。
オレ、ほんと…情けねぇよな」


本当に痛々しくて。


「でも、遥は違う。
遥なら、きっと征の力になってやれるから」


そう…あたしの力を
あたしの存在を
認めてくれた凌は…。


きっと…ずるいくらい優しい男の子で。
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