“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
そして…


「だって…おまえ。
毎晩ウザいくらいに言ってる」


きゅっと眉根を寄せて、


「“はるか”“はるか”…って」


泣き出しそうなほど切ない視線をオレに落とし、


「寝言で泣くくらい…。
毎晩うなされるくらい…。
すげぇ好きな奴なんだろ?」


オレから視線をはずして、


「おまえのことだから。
どうせ…
その“はるか”って子のことを考えて、自分の気持ちを諦めたりしたんだろ?」


するりとパジャマを脱いだ。
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