“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
その作り笑いとも言うべき表情に、長谷川くんがどんな答えを期待しているのか全くわからず、
「あ…ごめん…知らなくて。
でも…もちろん、一緒にお祝いするから」
無難とも言うべき答えを返すと、
「ありがとう」
アイスコーヒーのグラスの中の氷をストローでかきまぜ、カラカラ音をたてながら長谷川くんは言った。
「その日にちゃんと“彼女”にしてあげるから。
緊張するのは、もうやめて?」
「…え…?」
「“え?”じゃないよ。
遥ちゃん…笑ってくれないから」
「あ…ごめん…知らなくて。
でも…もちろん、一緒にお祝いするから」
無難とも言うべき答えを返すと、
「ありがとう」
アイスコーヒーのグラスの中の氷をストローでかきまぜ、カラカラ音をたてながら長谷川くんは言った。
「その日にちゃんと“彼女”にしてあげるから。
緊張するのは、もうやめて?」
「…え…?」
「“え?”じゃないよ。
遥ちゃん…笑ってくれないから」