“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「ふ―ん…」


そう、一言返すことが…


「遥ちゃん。
どんなプレゼントくれるんだろうなぁ?」


征のそんな他愛もないセリフを聞くだけで…


「…んなことで掛けてくんなよ」


――こんなに…ツライ…なんて。





そして――…




「もう、おまえとは…。
友達でもなんでもないって…いっただろ…?」


少しだけ掠れるオレの声に…


「遥ちゃんに早く会いたいなぁ♪
早く明日にならないかなぁ?
夜が…夜が…長すぎるよぉぉぉ!!」


かぶせる征の“遥”という言葉に…

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