“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
そう首をかしげたあたしの横を、長谷川くんはスタスタ通り過ぎようとする。
「…は…長谷川くんっ…」
あたしの呼びかけに、長谷川くんははっきりとわかるほど大きなため息をつき、
「何?」
振り返りざま、顔をしかめる。
…え?なんで?
最近の長谷川くんは…映画を見に行ってからの長谷川くんは…明らかに以前と違ってて。
「…あの…今日は…。
あたし…一緒にお誕生日をお祝いしても…いいんだよね?」
「…は…長谷川くんっ…」
あたしの呼びかけに、長谷川くんははっきりとわかるほど大きなため息をつき、
「何?」
振り返りざま、顔をしかめる。
…え?なんで?
最近の長谷川くんは…映画を見に行ってからの長谷川くんは…明らかに以前と違ってて。
「…あの…今日は…。
あたし…一緒にお誕生日をお祝いしても…いいんだよね?」