“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「凌は、いっつもいっつも…
あたしを守ってくれたもん!!」


嘘じゃない。


「いっつもいっつも…
なにがあっても…
どんなときでも…
凌はあたしを守ってくれたもん!!」


そう、嘘じゃない。


「だから…
だから…
ばかじゃないもん!!
今回だって…
きっと…
きっと…」


“助けにきてくれるもん!!”


口には出さないまでも…
目で
表情で
そう訴えたあたしから、


「そんなに、信頼してるんだ?」


長谷川くんは、スッと目をそらした。
< 249 / 641 >

この作品をシェア

pagetop