“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
前に1度来たことがある。


記憶をたどって螺旋階段を上がり、


ダンっ!!!


ノックすることもなく開けた扉。


その向こうに――


「やだっ!!
凌っ!!
凌っ!!!」


オレの名前を狂ったように呼ぶ遥の姿と、


その遥の上に馬乗りになった征の姿が見えた。

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