“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
でも――…




頭の中が真っ白で
何をしたらいいのか
何をすればいいのか
まったくわからず



小刻みに震え
ただ唇を…
切れるほど噛むしかできなかったオレを



『おまえの寝言があまりにもうるさいから。
強制帰国させようと、おまえのチケット手配してたんだよな?
実は…』



そう言って綾瀬涼はクスリと笑った。

< 274 / 641 >

この作品をシェア

pagetop