“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
『そいつが電話をかけてこなくても、今日おまえを飛行機に放り込むつもりだったし?』


涼はオレを空港まで連れて行き、


『じゃなきゃ。
今朝、おまえにあんなに絡んだりしねぇよ?
でも、忘れるなよ?
スピーチコンテストまでには必ず帰ってこいよ?
帰ってこなかったら…。
凌にご執心の佐藤さんに恨まれるぞ?』


そう、大笑いしながらオレの肩を叩き、日本行きの飛行機に乗せてくれた。



涼…
おまえって…
けっこう…
むちゃくちゃな奴、だよな?
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