“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「なんだよ?」
そう言いながら出したオレの手の平に――
「ここまでくる前に。
征…
遥ちゃんに嫌われようと、いろいろ頑張ったんだよ」
宏は、病室で、征に…ゴミ箱に捨てられた、あの“ネックレスと指輪”をのせた。
「人を好きになるのって…
人を好きでい続けるのって…
難しいね」
宏のその言葉のせいなのか、軽いはずの“ネックレスと指輪”が、オレにはとてもとても…重く感じた。
そう言いながら出したオレの手の平に――
「ここまでくる前に。
征…
遥ちゃんに嫌われようと、いろいろ頑張ったんだよ」
宏は、病室で、征に…ゴミ箱に捨てられた、あの“ネックレスと指輪”をのせた。
「人を好きになるのって…
人を好きでい続けるのって…
難しいね」
宏のその言葉のせいなのか、軽いはずの“ネックレスと指輪”が、オレにはとてもとても…重く感じた。