“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
遥…
おまえ
オレに
鬼畜に
なれ…と?


遥の考えてることがわからなくて、ぽかん…と、遥を見下ろすオレに、


「ねぇ…凌。
さっきの言葉は嘘だったの?」


遥がオレのTシャツをきゅっとつかんで、オレを見上げる。


「あたしを…誰よりも愛してる…って言ってくれたのは嘘だったの?」


「う…嘘じゃないけど…」


「じゃあ、キスして」


「は?」


「嘘じゃないなら…
凌…あたしにキスして…。
そして…
嘘じゃないって…証明して」


「…っ…」
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