“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「あー…
えっと…
大好き…だから。
遥…ちゃんのこと…
大好きだから。
えっと…
ほら…
あ…あ…あ…」
それでも
さすがに
“愛してる”とは言えなくて。
当たり前だろ?
こんな道の往来で
男が軽々しく
“愛してる”なんて
言ってたまるか。
だから
とりあえず…
「ね?
遥ちゃん?
大好きだから…。
だから…
泣かないで?」
おろおろと、遥の頭をなで、肩をなで、背中をなでる。
えっと…
大好き…だから。
遥…ちゃんのこと…
大好きだから。
えっと…
ほら…
あ…あ…あ…」
それでも
さすがに
“愛してる”とは言えなくて。
当たり前だろ?
こんな道の往来で
男が軽々しく
“愛してる”なんて
言ってたまるか。
だから
とりあえず…
「ね?
遥ちゃん?
大好きだから…。
だから…
泣かないで?」
おろおろと、遥の頭をなで、肩をなで、背中をなでる。