“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
はぁぁぁぁあ!?
泊まる!?



遥の強烈な一言に、顔面蒼白、髪の毛も白髪になっちゃう勢いで驚いたオレをよそに、



「みんなで一緒に勉強するの。
そう…。
明日土曜日で学校お休みだし。
ねぇ…
いいでしょう?」



――オレは、遥をそんな子に育てた覚えはありませんっ!!!――


なんて、言いたくなるような嘘を、


きゅっ…


あいている手の指をオレの指に絡め、


「うん。
大丈夫だって。
迷惑なんてかけないよ」


遥はこの上もなく嬉しそうな顔で言った。

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