“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「お客様、どちらまで?」
愛想のいい運転手さんにそう聞かれて、
「………」
絶句した後、綾瀬涼にもらった航空券の裏のポストイットの文字を思い出し、
「ここまでお願いします」
ホテル名と部屋番号の書かれた、そのポストイットを運転手さんに渡したオレを――
誰か…
褒めて欲しい…。
愛想のいい運転手さんにそう聞かれて、
「………」
絶句した後、綾瀬涼にもらった航空券の裏のポストイットの文字を思い出し、
「ここまでお願いします」
ホテル名と部屋番号の書かれた、そのポストイットを運転手さんに渡したオレを――
誰か…
褒めて欲しい…。