“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
うそ
side 凌
綾瀬涼が用意してくれたのは、目も眩むようなまばゆい、豪華なスイートルームってやつで。
アイツ、どんだけ金持ちなんだよ…。
つーか…
オレ達、まだ高校生なんですけど?
こんな贅沢必要ねぇ…
っつーか、こんな贅沢似合わねぇし。
お…落ち着かね―!!
は…は…
微妙に引きつるオレの横。
「うわ―っ。
広―い。
きれーっ!!」
両手を頬にあて、うっとりする遥。