“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
凌の男の子らしい硬い胸に手をついて、見上げた凌の大きな目。


その凛とした綺麗な二重の大きな目が、みるみるうちに細められ。


清潔感に溢れた綺麗な口元からこぼれ落ちる言葉は――


「遥…
おまえ…
オレを…殺す気?」


なんて、はにかんだもので。


「遥に、んなこと言われたら…」


凌はあたしのおでこに口づけて…


「遥に、んな顔されたら…」


次に頬に口づけて…


「ドキドキしすぎて…」


最後に…


「心臓もたねぇよ」


あたしの唇にそっと触れる。

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