“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
まるで
大切な宝物に触れるように。


まるで
初めてのキスかのように。


震える唇で


そっと
そっと


あたしに触れて――



「…オレ。
もう限界なんですけど?」


凌は真っ赤な顔でそう言って、


「ちょっと休憩させて…」


あたしの首元に顔を埋めた。

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