“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
見慣れているはずなのに。


小さい頃から見慣れているはずの凌の顔なのに。


あまりにカッコよくて。


そして、


凌のあまりの色気にあてられて。


ポーっと、熱に浮かされたようになって。


目で凌を感じすぎて、


「んんっ…」


わずかに声を漏らしたあたしに、


「バーカ。
まだ何もしてねぇよ」


ちょっぴり意地悪な顔で凌が笑う。

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