“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
でも――…


抱きあげるようにしてベッドの上に起こした遥は…


「凌…あたしも」


オレのTシャツをちょこっと指でつまんで、


「あたしも…一緒。
今、おなかなっちゃった」


片手を口元にあて、


「…食べ…よっか…」


恥ずかしそうに笑った。





その瞬間――…


あー…そうか…。


はっきりとわかった。
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