“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
幸せ
side 遥
『…じゃあ、後からゆっくりと。
オレの愛を教えてやるよ』
ベッドの上で凌から落とされた言葉が甘すぎて。
「遥、どうした?」
用意された食事がのどを通らない。
「…んっ…。
もう…おなかいっぱい。
凌…食べて?」
お皿を、テーブルをはさんだ凌の前に押し出したけど。
「だーめ。
遥、全然食べてねぇじゃん」
スイっと凌に押し戻される。