“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
つーか、遥になんつー本を読ませるんだ。


おかげで、数分、開いた口が塞がらなかったっつーの。


くすくす笑いながら、頭をごしごし拭いて。


遥と同じ、ホテルの名前が刺繍されているバスローブに手を通す。


こういうときに、やっぱり…


幸せを感じて。


この幸せを手放したくなくて。


この幸せを日常のものにしたいと思って。


まだ“高校生”なのに。


“結婚”を意識してしまうのは――…


オレが“男”だから…なんだろうか?

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