“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
幸せで。
幸せで。


遥をこの胸の中、抱き締められることが幸せで。


同じ匂いのシャンプーも。


同じ柄のバスローブも。


同じ時間を共有できているということも。


幸せで。
幸せで。


もう二度と。
遥を手放すなんて考えられなくて。


もっと…
もっと…


…近づきたい。


遥をもっともっと、近くに感じたくて。


「遥…布団…めくるよ?」


オレは遥のもぐりこんでいる布団をそっとめくった。

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