“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「大好きなの。
凌のことが大好きなの」


気持ちが溢れて溢れて、それどころじゃなくて。


「凌はね?
あたしのこと、いっつも見つけてくれるの。
凌はね?
あたしのこと、いっつも“よしよし”ってしてくれるの」


しがみついていた凌からちょっとだけ身体を起こして、凌を見つめた。


「それがすっごく嬉しくて。
かくれんぼの時だけじゃないよ?
凌はいっつも、あたしのそばにいてくれて。
それがね?
1人ぼっちじゃない気がして、いつもすっごくすっごく嬉しかったんだ」

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