“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「なにするっ…」


美貴さんから身体を離し、耳を押さえたオレに、


「凌だって、遥にしたでしょう?」


にたっと、不気味な笑いを浮かべた美貴さんが、じわじわとオレに近づく。


「今まであれほどへたれな子だったのに。
やるときは、やるもんね~」


…って。
朝から卑猥な言い方すんなよ!


「案外手が早くて、お姉さんびっくりしちゃったわよぉ!」


…それには、正直、反論できない。

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