“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
気になって、気になって、身体全体から拒絶オーラを出す凌の背中を見つめる。
この前はあんなに近かったのに。
さっきだって、あんなに近くにいたのに。
もちろん今だって、聞いたらすぐに答えてくれる距離にいるのに。
凌は言いたくないことには、絶対答えない。
それは小さいときから全然変わらなくて。
だから、凌との距離は案外遠い。
――ねぇ、凌?
あたしに何でも話してよ。
あたし、凌が何を考えているのか知りたいよ。
この前はあんなに近かったのに。
さっきだって、あんなに近くにいたのに。
もちろん今だって、聞いたらすぐに答えてくれる距離にいるのに。
凌は言いたくないことには、絶対答えない。
それは小さいときから全然変わらなくて。
だから、凌との距離は案外遠い。
――ねぇ、凌?
あたしに何でも話してよ。
あたし、凌が何を考えているのか知りたいよ。